生活の中にある「片付け」を甘く見ていませんか?
帰ってきたら片付けよう…週末にやればいいか…と思っていると、いつまでも終わりません。
部屋を綺麗に保つコツは「片付けなきゃ」ではなく、「片付けたい」と思える状態にすることです。
今回は片付けが簡単に身に付く思考についてお話します。
片付けは脳を使う大変な作業
片付けに体力が必要なのはもちろんですが、実は脳もたくさん使います。
- どこから手をつけるか決める
- 収納してある物を一旦全部出す
- いる物・いらない物を判断する
- 掃除をする
- 収納場所に戻しつつ配置を考える
- ゴミや掃除用具の片付けをする
片付けの流れを整理すると、これらの判断・行動が必要です。
一つ一つの動作を進める度に考えなくてはいけません。
散らかっている部屋を一気に片付けようと思っても、挫折したり想像以上に時間がかかったりするのは、作業の優先順位を上手くつけられないことが大きな原因といえます。
「片付けなきゃ」はストレスになる
仕事で疲れて帰ってくる度に「あそこ汚いな…片付けなきゃ…」と思いながら、見て見ぬふりをしてしまうこともあるでしょう。
身の回りの物は常に脳に影響を与えており、散らかった部屋や汚れている場所が目に入る度にストレス(緊張)を感じているのです。
日常で余計な緊張状態が続くと、いざ掃除・片付けをしよう!と思ったときにはすでに脳が疲れているので、やる気が出なくて行動できないという悪循環になってしまいます。
このサイクルから抜け出すには、ストレスを感じる光景を少しずつ減らしていけば良いのです。

脳が影響を受けたくないものは手放す
片付けモードに集中するためには、少し視点を変えて、見慣れている部屋にある不要な物を手放してみましょう。
✅なんとなく置いてあるだけの物
✅貰ったけど使う予定がない物
✅昔は使っていたけど今は必要ない物…など
所有物にはたくさんの情報や思い出があり、見ているだけでも脳の容量を使ってしまいます。
たとえば、カフェやコワーキングスペースに行くと仕事が捗るのは、自分の知っている物が少なく、脳が新しい刺激を受けて活性化しているから。
普段から物の情報量を減らしておけば、いざ片付けモードになったときに、心地よい緊張状態で作業が捗るようになりますよ。
範囲と時間を決めてから片付ける
片付けは一気にやるよりも、一点集中で時間内に終わらせる方が効率的です。
「テーブルの上だけ」「棚の一列だけ」と場所を決めて、
最初は10分以内で終わらせるのがおすすめ!
毎日見て見ぬふりをしている場所が一つでも綺麗になると、当然気分が良くなるので、「片付けなきゃ」から「片付けたい」モードにどんどん変わっていきます。
慣れてくると作業範囲が広がり、時間も多く使えるようになるので、ストレスを感じていた汚部屋の光景は減っているはずです。
「片付けたい」を習慣化しよう
物が多いほど普段から目に入る情報も増え、脳は疲れてしまいます。
さらに一気に片付けようとすると、残す・捨てるの判断、整理して収納する方法を考える時間も必要です。
片付け作業の優先順位をつけやすくするためにも、小さなスペースと短時間のルールで、簡単な片付けを日々の習慣にするのが大切です。
「片付けなきゃ」と常に考える部屋ではなく、「片付けたい」と思える心地よい空間を目指していきましょう。

